12月になり、急に寒さがに身にしみるようになりました。今年もう月一か月をきりました。やり残した事がないように一日一日を大切に過ごしていきましょう。
今回、パノラマレントゲンで骨粗鬆症のスクリーニングができるソフトを購入しました。パノラマレントゲンは、口腔内全体を1枚の写真に映し出すレントゲン写真で、歯や顎骨の状態を把握できます。それにより、むし歯、歯周病の進行度合い、神経の走行、鼻腔や上顎洞の様子などを確認するのに役立ちます。初診時には、お口の全体を把握、診断するために必要に応じて撮影しています。
このパノラマレントゲンを利用して骨粗鬆症のリスクを判定するソフトです。最近開発されたソフトでまだ全国でも150医院しか導入しておらず、山口県では、当院が最初との事です。下顎骨の下の部分の皮質骨の形態の変化を評価し、骨粗鬆症のリスクを判定するソフトです。最終的には、お医者さんの診断が必要ですが、90%の精度で当たるそうです。
骨粗鬆症は寝たきりの間接的な原因となる全身疾患で、骨折しない限り無症状なので発見が難しいと言われています。パノラマレントゲンで骨粗鬆症のスクリーニングを行う事が出来れば、骨粗鬆症の早期発見、早期治療ができると考えます。結果健康寿命の延伸が図られ、寝たきりにならない、元気な高齢者が増える事が私の願いです。