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子どもの受け口を矯正する方法とは?受け口を放置するリスクも解説

2024年8月8日

こんにちは。山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」です。

子どもの受け口を矯正しようと思っていても、本当に矯正が必要かどうか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。子どもの受け口は、放置すると様々なリスクがあります。

本記事では、子どもの受け口を放置するリスクや、受け口を矯正する方法について詳しく解説します。治療ができる年齢もご紹介するため、子どもの受け口を矯正したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

受け口とは?

受け口の子供

受け口とは、下の歯が上の歯より前に位置している状態のことです。本来は、上の歯が下の歯より前に位置します。反対咬合や、下顎前突症とも呼ばれています。上の前歯が3本以上、下の歯より後ろにある場合も受け口と判断されます。

受け口は、歯槽性の受け口と骨格性の受け口の2種類に分類されます。

歯槽性の受け口

歯槽性の受け口は、骨格に問題がなく歯並びのみが原因の受け口です。下の前歯が外側に傾斜していたり上の前歯が内側に傾斜していたりして、上下の噛み合わせが反対になっている状態のことを指します。

下顎や上顎の大きさ、位置関係が正常であったとしても、下顎の前歯が前方に傾斜していると受け口と診断されるでしょう。上下の歯並びが受け口の原因になっているため、矯正治療をして歯並びを整えれば改善が見込めます。

骨格性の受け口

骨格性の受け口は、上下の顎の成長量のバランスが悪いことや、顎の位置がずれていることで起こります。特に、下顎の骨が上顎に比べて大きいケースが多いでしょう。

下顎は、上顎よりも遅くまで成長し続けるので、骨格性の受け口の場合は成長に伴い悪化する可能性があります。骨格性の受け口を成長してから治療する場合、外科手術が必要になることもあるでしょう。

子どもの内に顎のバランスを整えれば、外科手術や抜歯を避けられる可能性が高まります。

子どもが受け口になる原因

歯を見せている親子

子どもが受け口になる原因は、先天性と後天性に分類されます。

先天性

親族や両親が受け口の場合は、遺伝によって受け口になると考えられています。受け口自体が遺伝するのではありませんが、歯や顎のサイズ、骨格などが遺伝することで、受け口になる可能性が高くなるのです。

他にも、上顎の歯の一部が生まれつき小さかったり欠如していたりすると、上顎と下顎のバランスが乱れるため、受け口になると考えられています。

後天性

生活における様々な習慣が原因で、受け口になることもあります。受け口には、主に口周りの癖が関係しています。

指しゃぶりや爪を噛む癖、舌で下の歯を押す癖がある場合には、力は弱くても徐々に歯が動くため受け口になるかもしれません。他にも鼻炎・副鼻腔炎によって口呼吸になっている場合、口が常に開いている状態のため舌の位置が低くなり、受け口になる可能性があるでしょう。

子どもの受け口を放置するリスクとは?

子どもの受け口を放置するリスクイメージ

子どもの受け口は自然治癒する場合もあります。そのため、子どもが受け口になっていても、放置している方が少なくありません。

しかし、自然治癒しないことも多いです。子どもの受け口を放置した結果、さまざまな問題が発生する恐れがあるので注意が必要です。

子どもの受け口を放置するリスクは、次の通りです。

咀嚼機能に影響が出る

受け口になると前歯が正しく噛み合わないため、咀嚼効率が低下します。奥歯で食べ物をすりつぶすことが難しくなったり、食べ物をなかなか噛みきれなかったりするでしょう。咀嚼が不十分なまま食べ物を飲み込むことで、消化不良を起こす恐れもあります。

発音に影響が出る

受け口は、舌の位置や口の閉じ具合にも影響します。舌の動きが制限されるため、舌足らずな話し方になり、発音が悪くなることがあるでしょう。

特に、サ行やタ行は受け口だと発音しにくいと言われています。発音が不明瞭なことにより、コミュニケーションなどに影響が出るかもしれません。

見た目に影響が出る

子どもの受け口は、成長に伴って進行することもあります。幼少期は軽度の受け口でも、放置したことにより悪化して見た目に影響を与える場合もあるでしょう。

特に、思春期頃から成長に伴い下顎が出てくることが多いため、それまで以上に受け口が気になるかもしれません。見た目にコンプレックスを感じ、心の発達にも影響が出る恐れがあるので注意が必要です。

成長するほど治りにくい

詳しくは後述しますが、受け口は低年齢で治療をしたほうが良い場合があります。成長期を過ぎてから治療する場合、抜歯や顎の骨を削る手術が必要になる可能性があるでしょう。

子どもの矯正では顎の成長をコントロールできるため、矯正装置のみで治療できるケースがほとんどです。そのため、子どもの受け口は放置せず、なるべく早い段階で一度歯科医院を受診することが大切でしょう。

子どもの受け口を矯正する方法

受け口の矯正治療をしている人

子どもの受け口の矯正治療には、以下の方法が挙げられます。

咬合誘導装置

咬合誘導装置とは、ムーシールドやプレオルソなどの子供用の矯正装置のことです。マウスピース型の装置を、就寝中と日中の最低1時間装着します。

下顎が大きいことで受け口になっている場合には、低年齢から咬合誘導装置を使用した治療を勧められるケースが多いでしょう。

咬合誘導装置は、歯を直接動かすものではありません。お口周りの筋肉を鍛え、顎の成長を促すことが目的です。併せてお口周りの筋肉を鍛えるMFTというトレーニングを行うと、より効果的でしょう。

低年齢から使用できることが特徴で、痛みや装着時間が短いです。子どもへの負担を最小限にしながら、早期に受け口を改善できる点がメリットです。

治療期間は1年程度で、30~50万円程度の費用がかかります。

拡大装置

顎を側方に広げることで、歯並びを整えるための十分なスペースを確保します。使用する期間は装置によって異なりますが、急速拡大装置で数週間〜2か月程度、緩徐拡大装置で1~2年程度です。費用の目安は10万~40万円です。

顎の骨を広げるため痛みを伴うこともありますが、歯並び全体の改善につながったり口呼吸が改善されたりします。

上顎前方牽引装置

上顎前方牽引装置は、口の中ではなく口の外からアプローチする装置です。顔に下顎と額をつなぐ装置を装着し、外から力をかけて下顎の成長を抑えます。

適応年齢は7~12歳程度で、1日12時間程度の装着が必要です。

チンキャップ

チンキャップも、口内ではなく外からアプローチする装置です。下顎骨の成長期に下顎にチンカップと呼ばれるカップ状の装置を装着し、頭に装着したヘッドキャップとの間をゴムで牽引して骨の成長を抑制します。対象年齢は9歳~15歳で1日10~12時間の装着が必要です。

チンキャップの効果は歯科医師の間でも意見が分かれているため、単独で使う歯科医院もあれば、他の治療と併用する歯科医院もあります。

子どもの受け口治療は何歳から?

子どもの受け口治療は何歳からか考えている女性

子どもの受け口は、乳歯から永久歯に生え代わる6~8歳が治療開始の目安と言われています。歯の生え変わりのタイミングは骨格の調整がしやすく、顎の成長をうまく活用することができるからです。

また、骨格性の受け口の場合は、3~4歳の低年齢から治療をするのが望ましいでしょう。症状が重かったり遺伝による受け口だったりする場合は、早期に治療すればより効果的に治療できます。

受け口の治療開始のタイミングは、医師と相談して治療の方向性と共に決定するケースが多いです。そのため、子どもの受け口が気になる場合は、まず歯科医師に相談してみましょう。

子どもが受け口になるのを防ぐ方法

子供と歯科医師

ここからは、子どもが受け口になるのを防ぐ方法について解説します。

口周りの癖を治す

後天的な受け口の原因の大半は、口周りの癖です。指しゃぶりや舌で歯を押しだす癖、爪を噛む癖などをやめることで、受け口を予防できます。

歯科医院で舌の癖を治すトレーニングをしたり、口周りの筋肉を適切に発達させる装置を使用したりすることで、本来の正常な歯並びへと導けます。矯正とトレーニングを並行して行うこともできるため、活用してみると良いでしょう。

口呼吸を治す

口呼吸を治すことで、舌の位置が正常になって受け口の改善へとつながります。

口呼吸は鼻炎やアデノイド肥大など、何らかの病気が隠れているケースもあります。小児科を受診して、鼻やのどなどに口呼吸の原因となる病気が隠れていないかをチェックしてもらうのも良いでしょう。

まとめ

子供と歯科衛生士

遺伝や先天性のお口のトラブルがある場合には、受け口になる可能性が高いと言われています。また、口周りの癖がある場合にも、受け口になる可能性があるでしょう。

自然治癒する可能性はありますが、改善されないケースも少なくありません。そのため、受け口であることが分かったら、なるべく早く治療することが望ましいです。

治療を受ける時期やお口の状態によって、さまざまな治療方法を選択できます。子どもの受け口が気になるという方は、一度歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

お子さまの受け口の治療を検討されている方は、山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科だけでなく成人・小児の矯正治療や審美歯科にも力を入れています。ぜひ一度ホームページをご覧ください。ご予約・お問い合わせもお待ちしております。

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