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歯石除去する女性

歯石は自分で除去できる?歯医者で歯石を除去する流れも解説!

2024年4月25日

こんにちは。山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」です。

歯石とは、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が石灰化して、石のように硬くなったものです。歯ブラシだけで除去するのは難しく、歯石を放置すると新たなプラークが付着しやすくなり、口内トラブルの原因になります。

「自分で除去できそう」「自分で歯石を除去すると何か問題がある?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、口内トラブルの原因になる歯石について詳しく解説します。歯石を放置することで生じるリスクや、歯科医院で行う歯石除去の手順、歯石の付着を予防する方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯石の原因

歯石の原因

歯石は、プラークが石灰化して石のように硬くなったものです。歯石ができる主な原因を確認しましょう。

歯磨きを適切に行えていない

日常的に歯磨きを行っていても、磨き残しがあるとプラークが形成されて歯石へと変化します。特に、歯の裏側や奥歯、歯間など、ブラシの届きにくい箇所は注意が必要です。

正しい磨き方で十分な時間をかけて歯磨きをすることで、歯石形成を防げるでしょう。

甘い飲食物を頻繁に摂取する

甘い飲食物に含まれる糖は、口内の細菌が好む主な栄養源です。これらの細菌は、糖をエネルギーに変える際に酸を生成し、歯のエナメル質を溶かすことがあります。

この環境が続くと歯石が形成されやすくなるでしょう。

間食が多い

間食の回数が多い方も、歯石ができやすいです。口内に食べかすや汚れが留まる可能性が高いためです。

また、食後は一時的に口内が酸性に傾きます。間食が多いと酸性に傾いている時間が長くなるので、プラークが硬化し歯石になりやすくなります。

口内が乾燥している

唾液には、歯に付着した食べかすを洗い流す作用があります。

しかし、口呼吸などで口内が乾燥していると、唾液の分泌量が減少し口内の自浄作用が低下します。その結果、プラークがたまりやすくなり、歯石もできやすくなるのです。

また、喫煙している方は口内が乾燥しやすいとされています。喫煙すると口内の血流が悪化するため、歯や歯茎に悪影響を及ぼすこともわかっています。

歯石を放置するリスク

歯石を放置した女性

歯石が歯の表面に付着すると、表面がざらざらになります。その結果、プラークがさらに付着しやすくなるでしょう。

プラークは細菌の温床なので、歯石をそのまま放置すると以下のような口内トラブルを引き起こします。

・虫歯
・歯周病
・口臭

それぞれ解説します。

虫歯

歯石はプラークが石灰化したものです。歯石の表面はざらざらしているため、その部位にプラークがたまりやすくなります。

そのため、歯石があると細菌の温床であるプラークがたまりやすく、虫歯になるリスクが高まります。

歯周病

日本において、歯を失う原因の第一位は歯周病です。歯周病の主な原因は、プラークに含まれる歯周病菌であり、歯石が直接的な原因となるわけではありません。

しかし、歯に付着した歯石にはプラークが付着しやすくなるため、歯石があると歯周病になるリスクが高まります。

歯石が付着しているということは磨き残しがあるということなので、口内環境が良いとはいえないでしょう。細菌が繁殖しやすい環境なので、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。

口臭

歯石が付着していると歯の表面がざらざらになり、そこにプラークが付着しやすくなります。付着したプラークがガスを発すると、口臭の原因となります。

さらに、歯石がたまって歯周病になると、歯茎が腫れて出血します。歯周病が進行して歯周ポケットに歯石が溜まると、歯茎が腫れて膿が出ることもあります。

これらの血液や膿は、口臭をさらに強める原因となります。

歯石は自分で除去できる?

歯磨きをする女性

歯石が歯の表面に付着すると、歯ブラシでは除去できなくなります。そのため、歯科医院で専用の器具を使って除去してもらう必要があります。

自分で歯石を除去できるキットも販売されていますが、歯茎を傷つけてしまう可能性があるため歯科医院で除去してもらったほうがよいでしょう。また、歯石は一度除去しても繰り返し付着するため、半年に一度は歯科医院で歯石除去をしてもらうのが理想です。

歯医者で歯石を除去する流れ

歯科医院でクリーニングする人

歯科医院で行う歯石除去の流れは、以下のとおりです。

1.口内を診察する
2.歯石を除去する
3.歯の表面を研磨する

ここでは、歯石除去の流れを詳しく解説します。

口内を診察する

歯石を除去する前に、口内の診察を行います。歯茎からの出血や歯の動揺の有無、口内の清掃状態、歯石のつき具合を調べます。目視で確認できない部分については、レントゲン撮影を行います。

また、歯と歯茎の間の隙間である歯周ポケットに専用の器具を挿入し、歯周ポケットの深さを測ります。歯周ポケットの深さや歯茎からの出血の有無により、歯周病の進行度を確認します。

歯石を除去する

歯石を除去する際は、主に超音波スケーラーとハンドスケーラーの2種類の器具が使われます。

最初に超音波スケーラーを使って、大きな歯石を除去します。超音波スケーラーは、超音波の微細振動を使って歯石を粉砕し除去する器具です。

次に、ハンドスケーラーを使って細かな歯石を削り取ります。歯周ポケットの中の歯石を超音波スケーラーで除去するのは難しいため、ハンドスケーラーを使って除去します。

歯周ポケット内に器具を挿入するため、麻酔を使用することもあるでしょう。重度の歯周病の場合は、器具が届かないほど歯周ポケットが深くなっていることが多いので、歯茎を切開して歯石や炎症の原因になっている組織を除去する歯周外科処置が必要になります。

歯の表面を研磨する

歯石が付着していた歯の表面は傷ついてざらざらになるため、歯の表面を研磨します。歯の表面を滑らかにすることで、プラークが再び付着するのを防ぎます。

歯石がつくのを予防する方法

歯磨きする人

歯石ができる主な原因は、プラークの除去が不十分なことです。したがって、プラークをしっかりと除去することが、歯石の形成を予防することにつながります。

プラークを除去するためには、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なケアが欠かせません。以下に、具体的な予防方法についてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

毎日の歯磨きを丁寧に行う

歯石がつくのを予防するために重要なのは、毎日の歯磨きを丁寧に行って磨き残しを作らないことです。

しかし、毎食後に歯磨きをしていても、正しいブラッシング方法で磨かなければ、多くの磨き残しが生じます。正しいブラッシング方法で歯磨きをすることで、磨き残しを最小限に抑えプラークの蓄積を防ぎます。

正しいブラッシング方法を身に着けるためには、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士から指導を受けるとよいでしょう。

さらに、歯ブラシだけでは毛先が届かず磨き残しが生じる部位があるため、歯間ブラシやデンタルフロスも活用してください。歯と歯の間の汚れやプラークもしっかり除去しましょう。

超音波ブラシを使用したほうが、手動の歯ブラシよりも効率よく汚れやプラークを除去できるため取り入れてみてもよいでしょう。

歯科医院でクリーニングを行う

毎日の歯磨きを丁寧に行っていても、完全に汚れやプラークを取り除くのは難しいです。歯石のない口内環境を保つためには、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることが大切です。

歯科医院のクリーニングでは、自分では除去しきれない汚れやプラークだけでなく、歯石も同時に除去してくれます。毎日のセルフケアに加えて、半年に一度の専門的なクリーニングを習慣にしましょう。

歯並びに問題がある場合は矯正治療を検討する

歯並びに問題がある場合、正しいブラッシング方法で歯磨きをしても、歯の重なっている部分などに磨き残しが生じることがあります。矯正治療を受けて歯並びを整えることで、歯と歯が重なっている部分をなくすことができます。

その結果、歯ブラシが届きにくい部分が減り歯石の付着を防止できるでしょう。

まとめ

歯石除去した歯

歯石は、プラークが唾液中のミネラルと結合して石灰化したものです。プラークは歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスを使って除去できますが、歯石になると自分では除去できません。歯科医院で専用の器具を使用して除去する必要があります。

また、歯石を放置すると歯周病や虫歯、口臭などの口内トラブルにつながる可能性があります。

毎日のセルフケアでプラークを完全に取り除くことは難しいでしょう。歯間ブラシやデンタルフロスを活用してプラークをできるだけ取り除き、定期的に歯科医院でクリーニングや歯石除去を受けてください。

歯石除去を検討されている方は、山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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