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口臭が気になる女性

歯周病になると口臭が発生する?予防法を詳しく解説!

2024年4月11日

こんにちは。山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」です。

歯周病になると歯茎が炎症を起こすだけでなく、口臭を引き起こす原因になります。「歯周病の口臭は予防できる?」「歯周病で口臭が発生するのはなぜ?」などの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

歯周病を放っておくと悪化して口臭が強くなります。歯を支える骨が破壊されると、最悪の場合歯を失うおそれもあるため注意が必要です。

今回は、歯周病になると口臭が発生する原因や口臭を予防する方法について解説します。歯周病による口臭が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは?

歯周病の女性

歯周病とは、細菌によって歯周組織に炎症が起きる病気です。歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)から侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、進行すると歯を支える歯槽骨が破壊されます。

歯周病は自覚症状なく進行し、重症化すると歯を失うおそれがある注意が必要な病気です。炎症によって発生する毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、脳血管疾患や心疾患などさまざまな病気を引き起こすことも明らかになってきました。

歯周病は痛みなどのはっきりとした自覚症状が出ないため気付きにくいですが、初期であれば十分なセルフケアと歯科医院での適切なプロフェッショナルケアにより改善が可能です。日頃から歯肉の状態をチェックして、できるだけ症状が軽いうちに治療を開始しましょう。

歯周病は、炎症が歯肉に限定されている歯肉炎、進行して顎の骨にも炎症が広がった歯周炎に分類されます。

歯肉炎

歯肉炎は、歯肉に炎症が起きている初期の歯周病です。歯肉の軽い赤みや腫れ、歯磨きのときの出血などの症状がみられますが、歯肉炎の段階では強い口臭や痛みなどのはっきりとした自覚症状はありません。

軽度の歯肉炎の状態であれば元の健康な状態に改善できる可能性が高いため、歯肉の腫れや出血などの症状がみられたら早めに歯科医院を受診しましょう。

歯周炎

歯周炎は、歯肉炎が進行して歯を支える歯槽骨にまで炎症が広がった状態です。

歯周炎の状態になると歯肉の腫れや痛み、歯のぐらつきなどの症状が現れ、歯肉から膿が出て口臭が発生します。歯槽骨が破壊されて歯を支えきれなくなると、歯が抜け落ちることもあるため注意が必要です。

歯周炎になると治療を行っても元の健康な状態に戻すことは難しくなりますが、重症化すると全身の健康にも悪影響を及ぼします。症状の進行を抑えて大切な歯を守るために、早期治療が重要です。

歯周病になると口臭が発生する?

歯周病になると口臭が発生するか疑問の女性

歯周病になると、歯周病の原因菌が揮発性硫黄化合物(VSC)を放出することで口臭が発生します。揮発性硫黄化合物にはさまざまな種類があり、種類によって臭いが異なります。

複数の臭いが口腔内で混ざり合うことで、不快な臭いが発生するのです。

歯周病による口臭にはどのような特徴がある?

口臭のある女性

歯周病の口臭には、以下の特徴があります。

腐った玉ねぎのようなにおい

歯周病の口臭の原因として代表的なメチルメルカプタンという揮発性硫黄化合物は、腐った玉ねぎのようなにおいを発します。軽度の歯周病で腐った玉ねぎのようなにおいがすることはあまりなく、比較的進行した歯周病でみられます。

メチルメルカプタンは毒性が強く、歯周病を悪化させる要因にもなるため注意しましょう。

たまごが腐ったようなにおい

歯周病の口臭の原因でメチルメルカプタンの次に多いのが、硫化水素です。硫化水素はたまごが腐敗した際に発生する揮発性硫黄化合物で、強いにおいを伴います。

硫化水素は、歯周病のほかにも舌苔(ぜったい)という舌に付着する汚れからも発生しやすく、生理的な口臭の原因としても知られています。

生ゴミのようなにおい

生ゴミのようなにおいがするジメチルサルファイドという揮発性硫黄化合物も、歯周病の口臭の原因です。ジメチルサルファイドによる口臭は、歯周病のほかにもお酒やたばこ、消化器や肝臓の病気が原因となっている可能性もあります。

自分で口臭をチェックする方法

自分で口臭をチェックする方法を説明

口臭は自分では気付きにくく、周囲の人に迷惑をかけることを心配する方も少なくありません。チェックは簡単にできるため、気になる方はまずは自分でチェックしてみましょう。

唾液でチェックする

舌や歯と歯肉の溝などを指で触り、付着した唾液のにおいを嗅ぐことで口臭をチェックできます。唾液に臭いがあると、口臭が発生している可能性があります。

コップやビニール袋を使用してチェックする

コップやビニール袋に息を吹き込んでにおいを嗅ぎ、口臭の有無を確認する方法もあります。息を吹き込んだら蓋をして、閉じ込めたにおいをかいでみましょう。

嫌なにおいがする場合は口臭が発生している可能性があります。

口臭チェッカーを使用する

市販の口臭チェッカーを使用すれば、息を吹きかけるだけで簡単に口臭をチェックできます。においが数値化されるため、セルフチェックでは不安がある方は購入を検討してはいかがでしょうか。

市販の口臭チェッカーは手軽に購入できますが、センサーの精度はさまざまです。センサーの精度が低いと正確な測定ができないため、購入する際は性能に注意しましょう。

歯周病による口臭を予防する方法

歯磨き指導をする歯科衛生士

歯周病による口臭を予防するためには、歯周病の早期発見・早期治療が大切です。歯周病が原因で口臭が発生している場合、ガムやマウスウォッシュなどの口臭対策グッズを使用しても効果は一時的で、根本的な解決にはなりません。

歯周病が進行して炎症が広がると歯肉から膿が出て口臭が強くなるため、早めの対策が重要です。歯周病による口臭を予防する方法についてくわしくみていきましょう。

正しい歯磨き

歯を磨くときは、歯垢が溜まりやすい歯と歯の間、噛み合わせの溝、歯と歯肉の境目を意識して歯ブラシを細かく動かしましょう。歯と歯肉の境目は、歯ブラシを45度の角度で当てて磨くと効果的に汚れを除去できます。

歯ブラシだけでは歯間の汚れは除去しきれないため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用してしっかりと歯垢を除去しましょう。

細菌は糖をエサにして増殖し、酸や毒素を作り出します。歯と歯肉の健康を守るためには、食べたらできるだけ早く歯を磨くことが大切です。

定期的なプロフェッショナルケア

口臭を予防するためには、定期的にプロフェッショナルケアを受けることも大切です。十分なセルフケアと適切な治療によって口腔内の歯周病菌の数を減らすことができれば、口臭を予防・改善できます。

歯周病は初期の段階では自覚症状が出ないため、歯科医師によるチェックが欠かせません。定期的に歯科健診を受け、歯と歯肉の状態をチェックしてもらいましょう。

歯科医院では、歯周病の口臭予防にも効果的な、専用の機器を用いた口腔内のクリーニング(PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)や、歯石除去を受けられます。セルフケアとプロフェッショナルケアで、歯と歯肉の健康を維持できるでしょう。

生活習慣の見直し

歯周病は生活習慣病のひとつとされているため、歯周病の口臭を予防するためには生活習慣の見直しが必要です。疲れやストレス、飲酒、喫煙は免疫力を低下させ、歯周病のリスクを高めます。

健康的な生活を心がけ、疲れやストレスを溜めないようにしましょう。

まとめ

歯をチェックする女性

歯周病は初期の段階では自覚症状がありませんが、進行すると強い口臭を発生します。口臭のほかにも歯肉の腫れや痛み、歯肉からの排膿などの症状が現れ、歯を支える骨が破壊されて歯が抜け落ちるおそれもあります。

歯周病で口臭がするのは、歯周病の原因菌が揮発性硫黄化合物(VSC)のガスを放出するためです。歯周病の口臭は玉ねぎやたまごが腐ったようなにおい、生ごみのようなにおいなどの不快なにおいが特徴です。

歯周病による口臭を予防するためには、歯周病の早期発見・早期治療が重要です。初期の段階であれば、十分なセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアによって元の健康な状態に戻すことができます。

口臭や歯肉の腫れ、歯磨きの出血など、歯周病を疑う症状がみられたときは、早めに歯科医院に相談しましょう。

歯周病による口臭が気になる方は、山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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