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歯周病の人

歯周病になりやすい人とは?予防法も詳しく解説!

2024年1月17日

こんにちは。山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」です。

歯周病とは、歯と歯茎の境目にある歯周組織が破壊される病気です。30歳以上の約80%が患っているといわれています。歯周病は、歯のぐらつきや抜け落ちにつながる危険な病気です。

また、歯周病は全身疾患とも関連があると報告されており、糖尿病や心臓病などのリスクを高める可能性もあります。適切に予防し、リスクを把握することが重要です。

今回は、歯周病になりやすい人の特徴や、歯周病の予防法について詳しく解説します。ご自身が歯周病になりやすいのか理解し、適切な予防や対策を行いましょう。

歯周病とは?

歯周病

歯周病は、口の中で増殖した細菌が炎症を引き起こす病気です。

歯周病菌は、歯磨きで落とせなかった歯垢や歯石に付着して増殖します。細菌が産生する毒素が、歯茎の炎症の原因です。炎症が進行すると、歯茎の腫れや出血につながります。

最終的には歯周組織が破壊され、歯のぐらつきや抜け落ちにつながるのです。歯周病は、早期発見と早期治療が重要です。

しかし、歯周病の初期段階ではほとんど自覚症状がありません。気づいた頃には、歯周病が進行していることもあります。

歯周病のサインを見逃さないように、セルフチェックを行いましょう。

・歯茎の色が赤い、黒ずんでいる
・歯茎が丸く腫れぼったい
・歯が揺れる
・口臭が強い
・歯磨き時に歯茎から出血する
・歯茎が下がって歯が伸びてきた

上記に当てはまる人は、歯周病の可能性があります。すぐに歯科医院を受診しましょう。

初期段階であれば、歯磨きや歯石除去などの簡単な治療で歯周病を改善できます。

しかし、進行した歯周病の場合は、歯茎を切開する、歯を抜くなどの大がかりな治療が必要です。

歯周病になりやすい人とは?

歯周病で歯がしみる女性

歯周病は生活習慣と密接に関わっています。生活習慣によって、歯周病になりやすい口内環境を作っている人もいるでしょう。

本項目では、歯周病になりやすい人の特徴をご紹介します。ご自身に当てはまるか確かめながら、今後の生活習慣を改善してください。

歯磨きが不十分な人

歯磨きで汚れを十分に落とせていない人は、歯周病になりやすいです。細菌が付着して増殖するための歯垢や歯石が残っていることが原因になります。

歯磨きは歯周病や歯肉炎、虫歯などの口腔疾患予防の基本です。必ず毎食後に磨いてください。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人

歯ぎしりや食いしばりをしている人は、歯周病が進行しやすいです。常に歯に強い力がかかり続けるので、歯を支えている骨や組織が弱まるためです。

歯ぎしりや食いしばりは約70%の人がしているといわれていますが、自覚がない場合が多いでしょう。

歯ぎしりは寝ている間に行う人が多く、家族やパートナーが歯ぎしりの音を指摘するケースがあります。食いしばりは周囲の人にも気づかれず、歯科検診で指摘される場合が多いです。

歯ぎしりや食いしばりをしている人は、歯周病でなくても歯の周りの組織が弱っています。歯周病になると瞬く間に炎症が広がるため注意が必要です。早期に癖に気づき、対策しましょう。

対策としては、マウスピースの使用が主流です。強い力から歯を守るために、就寝時や日中に着用します。

歯ぎしりや食いしばりは自覚していない人が多いため、歯科検診の際に聞いてみるとよいでしょう。

歯並びが悪い人

歯同士が重なっている場合や歯列がガタガタしている場合も、歯周病になりやすいです。歯並びが悪いと、歯磨きで磨き残しができやすいからです。

歯が重なっている部分は、通常の歯ブラシでは汚れを十分に落とせません。歯間ブラシの併用が必要不可欠です。

また、歯列がガタガタしている部分は、小さい歯ブラシで細かく汚れを落とす必要があります。落とせなかった汚れや歯石、歯垢は、細菌の温床になって歯周病を引き起こすのです。

歯列矯正することが最も有効ですが、費用や労力、時間がかかります。まずは、ご自身の歯並びに最適な歯磨き方法を習得することが大切です。

磨き方は歯科医院で指導を受けられるため、一度問い合わせるとよいでしょう。

糖尿病を患っている人

歯周病は、糖尿病の合併症の一つです。糖尿病によって免疫力が低下すると、歯茎も影響を受けます。細菌に対する抵抗力が低下し、炎症を防げなくなります。

また、糖尿病の影響で唾液量が減ることも、歯周病になりやすい理由の一つです。唾液には殺菌効果があるため、唾液量が減ると殺菌効果も薄れます。

歯周病が悪化すると糖尿病も悪化するという報告もあるため、注意が必要です。歯磨きを念入りに行い、歯科医院でのクリーニングの頻度を増やすなど、口内を清潔に保って歯周病を予防しましょう。

喫煙習慣がある人

喫煙者は歯周病になりやすいため注意が必要です。タバコに含まれる有害物質により、免疫機能や炎症を抑える機能が低下するためです。

タバコを吸うと歯茎の血行が悪くなるため、歯茎へ酸素や栄養が行き渡りません。歯茎の抵抗力や免疫力が弱まり、細菌の炎症を防げなくなるのです。

喫煙による口内環境への悪影響は、すでに多数報告されています。歯周病対策のためにも、一度禁煙を検討してはいかがでしょうか。

歯周病の予防法

規則正しい食事

歯周病は、進行すると歯のぐらつきや抜け落ちにつながる恐ろしい病気です。

しかし、適切に予防することで防げる病気でもあります。

前述したとおり、歯周病は生活習慣と密接に関わっています。生活習慣を見直すことで、歯周病を予防できるでしょう。

効果的な予防法をご紹介します。

正しい歯磨きをする

歯磨きは、歯周病予防の基本です。歯磨きの方法によっては、十分に汚れを落とせていない場合があります。

正しい歯磨きの方法を覚えて、歯周病を予防しましょう。

1.歯と歯茎の間に歯ブラシを45度に当てる
2.歯ブラシを細かく動かして磨く
3.ガタガタしている部分は歯ブラシを縦に当てて磨く
4.歯間ブラシを使用して歯と歯の間の汚れを落とす
5.歯が重なっている部分はタフトブラシを使用して磨く

毎食後、3分程度を目安に忘れずに歯磨きをしてください。

ご自身の歯磨き方法で汚れを落とせているか不安な人は、歯科医院で確認してもらいましょう。適切な歯磨き方法の指導やアドバイスをもらえます。

また歯並びなどの影響で汚れを落とせない場合は、歯科医院で定期的にクリーニングを受けましょう。プロの手によって、歯ブラシが届かない部分の汚れまで除去してもらえます。

バランスのよい食事を心がける

食生活を改善することで、歯周病を予防できます。バランスのよい食事で免疫力や抵抗力が高まれば、歯周病による炎症を抑えられるでしょう。

食事を考えるうえで重要な栄養素は、主に以下の3つです。

・ビタミンなどの抗酸化物質
・食物繊維
・カルシウム

免疫力の向上や血行の改善、骨の周囲を支える骨の強化が期待できます。積極的に取り入れましょう。

禁煙する

先述したとおり、喫煙している人は歯周病になりやすいです。禁煙することが、最大の予防策です。

喫煙は歯茎への血流を悪くし、栄養や酸素が届かなくなる原因になります。免疫力も低下するため、歯周病の進行を早めるでしょう。

歯周病の治療をしても、喫煙している限りは再発する可能性が高いです。

歯周病以外の病気のリスクも高まるので、口内や身体の健康を考えて禁煙しましょう。ご自身で禁煙するのが難しい人は、禁煙外来の受診を検討してください。

まとめ

口腔ケアのポイント

今回は、歯周病になりやすい人の特徴と予防法について解説しました。

歯周病は、生活習慣との関連が強いです。歯磨きが不十分な人や禁煙者など、歯周病になりやすい人には特徴があります。当てはまった人は、しっかりと予防する必要があるでしょう。

歯周病の予防には、正しい歯磨きや食事、禁煙などが挙げられます。

ご自身で予防するのが難しい人は、歯科医院を受診しましょう。現状の口内環境を考慮して、適切な予防法や歯磨きの方法を指導してくれます。

歯周病にお悩みの方は、山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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