年の瀬の寒さの身にしみる季節になりましたね。温かいおでんが恋しい今日この頃です。心せわしい年の暮れですので、体調を崩されませんようご留意ください。
11月9日、長門市役所で令和5年長門市表彰式が行われ、教育部門で、長年学校歯科医として学校衛生に尽くした功績で表彰されました。身に余る光栄な事です。30年前、俵山小、俵山中、浅田小、西深川保育園の校医、園医を市から嘱託されました。残念ながら、俵山中、西深川保育園は廃校、廃園になりましたが、みのり保育園の嘱託にも任命され、現在俵山小、浅田小、みのり保育園を担当しております。
30年前と比べると、子供の数や学校も減り寂しくなりました。むし歯も激減し、今の子供さんにはほとんどむし歯はありません。とても良い傾向です。ただし、歯肉炎、歯並びの悪さは増加しています。特に歯並びは良い子がほとんどいないのが現状です。歯並びが悪くなるのは、あごが成長できず、小さい事が原因です。いまの子供さんは昔と比べ、咬む回数が減り、固いものを食べなくなっています。また、お口ぽかんのお子様が多く、舌が上あごの正常な位置につかない子供さんが増えています。10歳までは舌の力であごが広がりますが、10歳を過ぎると発育が止まります。10歳までにあごを成長させる事がとても大事です。成長する事で、歯並びだけでなく、成長発達、生涯の健康に関連してきます。小さいお子様をお持ちの親御さんにはぜひとも注意して欲しいポイントです。
これからも、校医、園医として未来ある子供たちの健康に寄与できれば、何にも増して得がたい喜びです。