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マウスピースを装着している女性

治療前に知っておきたい!インビザライン Goの4つのデメリット!

2023年11月23日

こんにちは。山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」です。

インビザライン Goでの治療を考えているけれど「歯並びはきれいに整うのか」「デメリットはないのか」など疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。インビザライン Goの治療を検討する際には、メリットだけでなくデメリットを理解したうえで考えることが大切です。

そこで今回は、インビザライン Goのメリット・デメリットやほかの治療法との違いについて解説します。インビザライン Goでの治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

インビザライン Goとは?

青い背景の前に置かれたクエスチョンマークが書かれた吹き出し

インビザライン Goはマウスピース矯正ブランドであるアライン・テクノロジー社が提供する矯正システムのひとつです。

インビザラインにはさまざまな種類があり、インビザライン Goは前歯に特化した矯正システムです。インビザライン Goで整えられる部分は、前歯〜小臼歯までと限られており奥歯の歯並びは整えることができません。そのため、前歯に軽度の乱れがある方が対象となります。

インビザライン Goは、2018年に誕生したインビザライン矯正のなかでも新しい治療法です。適応症例に限りがありますが、適応症と診断された場合、ほかのインビザラインシステムと比較して短期間で費用も抑えて治療ができます。

インビザラインは、治療開始前に矯正後の歯並びをコンピュータ上で確認できるため仕上がりをイメージしやすく、安心して治療を開始できるでしょう。

インビザライン Goの4つのデメリット

歯のレントゲン写真で説明をする歯科医師

インビザライン Goは前歯の歯並びを短期間で整えられる治療法です。手軽にコンプレックスを解消できることから治療を検討する方も少なくないでしょう。

しかし、インビザライン Goを選択する際には、トラブルを回避するためにもデメリットも理解したうえで選択しましょう。

インビザライン Goのデメリットは、以下の4つです。

・適応症例に限りがある

・自己管理が必要不可欠である

・ディスキングが必要な症例もある

・取り扱う歯科医院に限るがある

それぞれ解説します。

適応症例に限りがある

インビザライン Goは、前歯に特化した治療法です。そのため、歯並び以外にも噛み合わせに異常がある方や、重度の歯の乱れがある方は適応外になります。

ご自身が前歯の歯並びだけ気になっていても、奥歯の歯並びや噛み合わせも治療する必要があると判断された場合には、インビザライン Goでの治療は適応外となるのです。

適応外であると判断されたにも関わらず、インビザライン Goでの治療を無理に行うと、キレイに歯並びが整わない・噛み合わせが悪くなるなどのトラブルが生じる可能性があります。

自己管理が必要不可欠である

インビザライン矯正をはじめとするマウスピース矯正は、取り外しが可能なため自己管理ができないと十分な効果を得られません。インビザライン Goの効果を実感するためには1日20〜22時間以上、マウスピースを装着しなければならないのです。

また、マウスピースは決められた時期に新しいものに交換します。マウスピースを決められた時間装着できていない、また決められた時期に交換しないと、計画どおりに歯を動かすことができません。治療期間が長くなるほかにも、マウスピースが入らなくなり再治療となるケースもあるのです。

自己管理できるか不安のある方には、大きなデメリットといえるでしょう。

ディスキングが必要な症例もある

ディスキングは、歯の側面のエナメル質を一層削ってスペースを作る方法です。歯並びを整える際にわずかにスペースが不足している症例で適応されます。

ディスキングは、1歯あたりエナメル質を最大で0.5㎜削りますが、痛みや歯に悪影響が出ることはありません。

しかし、健康な歯を削ることに抵抗がある方には、大きなデメリットといえるでしょう。

取り扱う歯科医院に限りがある

インビザライン Goは2018年に誕生した新しい治療法のため取り扱う歯科医院に限りがあります。「前歯の歯並びだけ整えたい」と部分矯正を考えている場合、インビザライン Goを導入している歯科医院を探す必要があるでしょう。

また、比較的新しい治療法なので歯科医師の経験や技術力によって仕上がりに差が生じやすいです。

インビザライン Goのデメリットへの対処法

インビザライン Goのデメリットを解消するためには、適切な対処法を理解しておく必要があります。

インビザライン Goのデメリットへの対処法は、以下の3つです。

・装着時間や交換時期を守る

・ほかの治療法も視野に入れる

・信頼できる歯科医師・歯科医院で治療する

それぞれ解説します。

装着時間や交換時期を守る

インビザライン Goの治療効果を得るためには歯科医師の指示どおり自己管理しなくてはいけません。

インビザライン Goで使用するマウスピースの装着時間は1日20〜22時間以上です。装着時間が短いと、歯が計画どおり動かず、治療期間が長くなる可能性があります。

また、マウスピースは決められた時期にご自身で交換しなければなりません。マウスピースの装着時間や交換時期をしっかりと守ることがインビザライン Goの治療をスムーズに進めるポイントなのです。

ほかの治療法も視野に入れる

インビザライン Goの適応症例は噛み合わせに問題がなく、前歯に軽度の乱れがある場合に限られます。歯の乱れが大きく、抜歯矯正など歯を大きく動かす必要があるケースには適応されません。

全体矯正の適応であるにも関わらず、インビザライン Goで治療を進めてしまうと噛み合わせが悪くなることや歯が並ばないことがあります。

そのため、抜歯が必要なケースや奥歯の噛み合わせから整える必要がある場合は、ワイヤー矯正や通常のインビザラインでの治療を検討する必要があるでしょう。

信頼できる歯科医師・歯科医院で治療する

インビザライン Goはインビザラインのなかでも比較的新しい治療法なので歯科医師の経験や技術力に左右されます。気になる歯科医院が見つかったら、実際に歯科医院に足を運んで話を聞くとよいでしょう。

インビザライン Goの治療は信頼できる歯科医師のもとで、ご自身の歯並び・噛み合わせには、どの治療法がベストであるのか確認してもらうことが大切です。

インビザライン Goのメリット

水色の背景の前に置かれたスマイリーマーク

ここまでインビザライン Goのデメリットと対処法についてご紹介しましたが、インビザライン Goにはもちろんメリットもあります。

インビザライン Goのメリットは、以下の3つです。

・治療期間が短い

・痛みや違和感が少ない

・審美性を保ちながら治療できる

それぞれ解説します。

治療期間が短い

歯列矯正の治療期間は1〜3年ほどかかるケースが一般的です。

しかし、インビザライン Goの治療期間は7か月ほどと、ほかのインビザラインシステムと比較しても治療期間が短い特徴があります。インビザライン Goで治療ができれば短い期間で歯並びを整えることができるのです。

また、ご自身で新しいマウスピースに交換するため、通院回数も2か月に1回ほどと少なく、通院の負担も少ないです。短期間で歯並びを整えたい方や、歯科医院に通院する時間が取りにくい方に向いている治療法といえるでしょう。

痛みや違和感が少ない

インビザライン矯正をはじめとするマウスピース矯正は、小さな力で歯並びを整えていく治療法です。

ワイヤー矯正と比較して歯に大きな力がかかることはないため、痛みや違和感は少ないといわれています。インビザライン Goは、治療範囲が前歯〜小臼歯と限定されているため、痛みのリスクがさらに軽減されるでしょう。

また、ワイヤー矯正のように歯の表面にブラケットやワイヤーなどの装置が付かないため、頬や舌などの粘膜を刺激することや傷付けることがありません。少ない力で効率的に治療を進めていくため、痛みを感じやすい方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

審美性を保ちながら治療できる

インビザライン Goは透明のマウスピースを使用するため、ワイヤー矯正と比較して審美性に優れています。装置が目立ちにくいため、人前に出ることの多い接客業の方や営業の方でも見た目を気にせずに治療ができるでしょう。

また、マウスピース矯正は取り外しができるため、結婚式や講演など人前に立つときだけ外すことも可能です。ワイヤー矯正と異なり装置に厚みがないため口元が突出することもありません。

そのため、インビザライン Goは、審美性を保ちながら前歯の歯並びを整えたい方に向いている治療法といえるでしょう。

インビザライン Goとほかの治療法との比較

テーブルの上に置かれている天秤

インビザライン Goとほかの治療法は何が違うのでしょうか。

以下の表はインビザライン Goとほかの治療法を比較したものです。

<インビザライン Goとほかの治療法との比較>

インビザライン Go インビザライン・フル ワイヤー矯正
治療期間 6か月〜 2〜3年 1〜3年
通院頻度 1〜2か月 1〜2か月 3〜4週間
費用相場 400,000〜500,000円 800,000〜1,000,000円 500,000〜1,500,000円
治療範囲 前歯〜小臼歯 前歯〜大臼歯 前歯〜大臼歯
審美性 目立ちにくい 目立ちにくい 目立つ
痛み・違和感 ほとんどない ほとんどない ある
自己管理 必要 必要 必要なし
セルフケアの方法 マウスピースを取り外してケアが可能 マウスピースを取り外してケアが可能 矯正装置を取り外すことができないため工夫が必要

インビザライン Goは、治療できる範囲は限られますが短期間で費用も抑えて歯並びを整えることができます。「前歯のすき間が気になる」「前歯の1歯だけ歯並びを治したい」など、前歯だけ気軽に治療したいと考えている方にはメリットの大きい治療法です。

ただし、ご自身がインビザライン Goで前歯だけ治療したいと希望しても、奥歯の噛み合わせに問題がある場合や歯が並ぶスペースが不足している場合には、インビザライン Goでは治療できない場合もあります。

インビザライン Goは、適応症例に限りがあるため、適応外となった場合は、ほかの治療法も検討する必要があるでしょう。

まとめ

マウスピースを持っている女性

今回は、インビザライン Goのメリット・デメリットやほかの治療法との違いについて解説しました。

インビザライン Goは前歯の歯並びに特化した治療法です。前歯の歯並びだけ治したい方にとって、短期間でコンプレックスを解消できる点は大きなメリットといえるでしょう。

ただし、適応症例に限りがあるため希望するすべての方が受けられる治療法ではありません。インビザライン Goでの治療を希望される方は、歯科医院を受診してご自身の歯並び・噛み合わせが適応であるか確認してもらいましょう。

インビザライン Goを検討されている方は、山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」にお気軽にご相談ください。

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