こんにちは。山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」です。
インビザライン Goで出っ歯を治すことは可能です。
今回は、出っ歯の概要や、インビザライン Goで出っ歯を治す方法をご紹介します。インビザライン Goで出っ歯を治すための方法や期間、費用についても解説するので、インビザライン Goでの出っ歯の治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
出っ歯とは?
出っ歯とは、横から顔を見た際に、上の前歯や上顎が前方に飛び出している状態を指します。上顎前突ともよばれ、日本人に多く見られる歯並びです。
口元が盛り上がる、いわゆる口ゴボなどの原因にもなるので、コンプレックスに感じる方も少なくありません。出っ歯になる主な原因は、以下の6つです。
・口呼吸
・遺伝
・口周りの癖
・虫歯や歯周病
・噛み合わせ
・顎の骨の成長
それぞれ解説します。
口呼吸
口呼吸をすると、歯並びに悪影響が出ます。出っ歯の原因になることがあるので注意が必要です。
舌の位置は、上の歯の裏に接しているのが正常な状態です。口呼吸をすると下の前歯の裏に舌が位置することになります。
舌が適切な位置にない場合、舌が歯を押し出す力が強くなる、頬が歯を押し込む力が大きくなるなど、口内のバランスが崩れるでしょう。口内のバランスが崩れると、歯並びに悪影響を与えます。
口呼吸をすると、口が開いている状態が続きます。唇が歯を押さる力が弱まることも、出っ歯になる原因といえるでしょう。
遺伝
遺伝が原因で、出っ歯になるケースもあります。具体的に出っ歯になりやすい特徴は、以下のとおりです。
・上下の顎の骨のバランスが悪い
・もとから前歯が前方に位置している
上記のような遺伝による骨格が原因の出っ歯は、個人での改善は難しいです。歯科医院で矯正治療を行って歯並びを整える必要があるでしょう。
矯正治療でも改善できない場合、外科的な処置を行って対応することもあります。
口周りの癖
口周りの癖があると、出っ歯になるリスクが高まります。出っ歯になるリスクを高める口周りの癖は、以下のとおりです。
・爪を噛む
・舌を前に出す
・指しゃぶりをする
下顎が下がる、上の前歯が圧迫されることなどが原因で、歯並びに悪影響を与えます。無意識に行う場合も多いので、ふだんの行動を注意深く観察しましょう。
ふだんから歯並びを悪くする癖を行っている場合は、なるべく早く癖を解消してください。
虫歯や歯周病
虫歯や歯周病が進行すると、歯が動きやすくなります。歯並びに悪影響を与えるリスクがあるでしょう。
突然歯が移動することはありませんが、虫歯や歯周病の症状が悪化するにつれて、歯がグラグラとし始め徐々に動きます。初期段階であれば、歯並びに悪影響を与えるリスクは少ないです。
虫歯や歯周病を早期に発見し、治療するために、歯科医院で定期検査を受けましょう。
噛み合わせ
噛み合わせが悪いと、出っ歯の原因になります。現状は出っ歯ではなくても、奥歯が強く噛み合う場合は下顎が後ろに移動し、出っ歯になる可能性があるでしょう。
例えば、上の歯の噛み合わせが深い状態のディープバイトでは、上の前歯が下の前歯に強く当たります。前歯が前方に押し付けられ、出っ歯の原因になります。
また、前歯に大きな負荷をかけるので、噛み合わせのバランスがさらに崩れるかもしれません。
顎の骨の成長
顎の骨の成長の仕方が、出っ歯の原因になることがあります。
上顎が過度に成長すると、上顎が前方に出過ぎます。下顎よりも大きくなるので、相対的に出っ歯に見えるでしょう。下顎の成長発達が足りない場合も、下顎よりも上顎が前に出るので、出っ歯になります。
上下の顎の骨のサイズに異常がなくても、下顎が後方に位置している場合、上の前歯が前に出て見えます。
インビザライン Goで出っ歯は治せる?
インビザライン Goは、前歯の矯正に特化した矯正システムです。出っ歯を治すことが可能でしょう。
通常のインビザラインは、両顎全体や上顎全体、下顎全体など、歯並び全体の矯正を目的しています。インビザライン Goは、奥歯以外の前方の歯のみを対象にしています。
前歯のみを動かす矯正治療と思っている方も多いかもしれませんが、奥歯以外の最大20本の歯を移動させることが可能です。
しかし、口内や歯の状態によっては、インビザライン Goでは治療できないケースもあります。事前に歯科医院で確認しましょう。
インビザライン Goで出っ歯を治す方法
インビザライン Goは、透明なマウスピースを使用して歯列を整える非抜歯矯正です。
具体的な治療方法は、まず担当の歯科医師が歯列を詳しく診断して、インビザライン Goの治療が適応可能か判断します。適応可能な場合は、オーダーメイドでマウスピースを製作し、治療計画に沿ってマウスピースを装着します。
効果を最大限に発揮させるには、1日20〜22時間マウスピースを装着しなければなりません。食事や歯磨きのとき以外は、マウスピースを装着して過ごしましょう。
治療中は、口内の状態や歯の移動状況を確認するために定期的に通院する必要があります。治療の進行度や患者様の状態によって異なりますが、1〜3か月に一度の頻度が一般的です。歯科医師の指示を守って通院してください。
インビザライン Goで出っ歯を治すための期間
インビザライン Goで出っ歯を治すための期間は、歯並びによって異なります。1年程度になる場合が多いでしょう。インビザライン Goは前歯の矯正に特化しているので、治療期間が短いことが特徴です。
一般的なインビザラインでは奥歯も移動させるので、複雑な歯の移動が必要になります。治療期間は2年前後と、インビザライン Goと比較すると長いです。
ただし、インビザライン Goで出っ歯を治すための期間は、マウスピースの装着時間に大きく左右されます。マウスピースの装着時間が短い場合、治療計画どおりに歯が移動しません。
インビザライン Goで出っ歯を治すための費用
インビザライン Goで出っ歯を治すための費用は、300,000〜500,000円が相場です。症例や治療の内容によって費用が異なる場合があるので、正確な費用は担当の歯科医師に確認しましょう。
奥歯まで動かすインビザラインでは、1,000,000円程度の治療費がかかるので、インビザライン Goで治療することで費用を大幅に抑えられます。
インビザライン Goは基本的に自由診療になるので、歯科医院によって費用が異なります。これからインビザライン Goの治療を受けようと考えている方は、複数の歯科医院を比較して検討しましょう。
まとめ
今回は、インビザライン Goで出っ歯は治せるのかを解説しました。
インビザライン Goは前歯の矯正に特化した矯正システムなので、出っ歯を治すことが可能です。インビザライン Goで出っ歯を治すための期間は歯並びによって異なりますが、1年程度でしょう。
インビザライン Goで出っ歯を治すには、マウスピースを1日20〜22時間装着しなければなりません。装着時間が短いと、計画どおりに歯が移動しないでしょう。
また、治療中は定期的に通院する必要があります。歯の移動状況や口内の状態を確認し、異常があった際に早期に対応するためです。
インビザライン Goの装着時間や取り扱い方法、通院のタイミングなど、歯科医師の指示を守って矯正治療を進めましょう。
今回の記事を参考に、インビザライン Goについての理解を深めてください。
インビザライン Goを検討されている方は、山口県長門市にある歯医者「田中歯科医院」にお気軽にご相談ください。