6月になりました。梅雨でジメジメしたり、温度差が大きいので、体調管理に努めましょう。
今年の4月より、新しい素材が健康保険に適用され、保険でも白い詰め物ができる種類が増えました。CAD/CAMインレー(キャドキャムインレー)といいます。コンピューターを用いて詰め物の形を作り、専用の加工機で詰め物の形に削り出し、患者さんのお口の中に接着します。材料は新素材のハイブリットレジンで、レジン(プラスチック)とセラミックを合わせた材料です。小臼歯と、患者さんの歯の状態により第一大臼歯が適応になります。
できれば、詰め物は白い物で作りたい方、奥歯の銀歯の色が嫌な方、白い詰め物にしたかったが保険がきかず諦めていた方などにお勧めです。
実は、先進国で詰め物に金属を使用しているのは、日本だけです。金属にはアレルギーがあり、日本で使用している歯科用パラジウム合金はヨーロッパでは使用禁止の金属になります。また、パラジウムの原産国はロシアで、戦争、コロナで金属が入り難くなっています。そんな状況もあり、今回保険に導入されたのかもしれません。
素敵な笑顔は口元から。白い歯は第一印象、好感度に差がつきます。今回、選択肢が増えた事は、患者さんにも朗報で有益な情報でしたので、ご紹介させていただきました。白い詰め物が可能かどうかはお気軽にご相談ください。